タイトルは入力ミスではございません。何しろこの歌が世に出たのは1931年ですから 昭和初期 ”へ” = ”え” の時代です。こんな大昔の歌なのに「野心ありません」「頭痛い」「お腹大変」など今でも十分通じるところがあります。(^^; また、『歌詞の中に日本語と英語をミックスさせるのは大昔からやっていた事なんだ』という発見もありました。
バートン・クレーンという人はもともと米紙の東京特派員として来日していました。ある時、宴席でアメリカの古い歌に片言の日本語の歌詞を付けて歌ったところを同席していたコロンビアレコード社長のホワイト氏が面白いとレコード化に至ったそうです。
ちなみにこの歌の原曲は1925年に作られた「Show me the way to go home」です。
当時、日本でレコードに声を吹き込んだ変な外人としては快楽亭ブラック(漫画 ”美味しんぼ”に同名の登場人物がいましたね)に次ぐそうで米国本社に戻るまで30曲ぐらい残しています。
詳しくは専門家に任せるとして興味のある方は下記のリンク先をご覧になってください。
Harumichi YAMADA: 2002: Biographical Notes on Burton Crane, 1901-1963
アルバム「バートン・クレーン作品集~今蘇るコミック・ソングの元祖」に収録されています。