さだまさしさんの歌は単純に笑うだけでなく心に何か残るものがあるのが特徴と言えます。この歌は野球で好ピッチングだった投手が終盤に崩れて敗戦投手になってしまうことになぞらえて結婚を目の前にして彼女に逃げられてしまった男の悲哀を歌っていますが歌の合間にも『かつての何点取られても取り返してしまう阪神タイガース』、『悲しい時』など笑いを取る所は流石です。でも【敗戦投手の一番悲しい時は現実を認め自ら身を引く(マウンドを降りる)とき】というのは物凄く共感します。
ライブアルバム「随想録(エッセイ)」「さだまさし LIVE BEST」に収録されています。
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